MIZUNOMA

水が土地をめぐるように、香りも土地の記憶をめぐる。

MIZUNOMA

既存の商品が「採水地」という情報だけで地域を伝えるのに対し、MIZUNOMAは「その土地の空気」を香りで再現することで、消費者と地域の間により深く感情的なつながりを生み出します。 「飲むたびに、その土地の空気が広がる」という体験を通じて、単なる商品を超えた「地域の物語を届ける存在」となることで、地域文化への関心を高めるという課題解決を目指した架空のWEBサイトを制作しました。

12H 2025.10.20
●Client
[架空]MIZUNOMA
● Production range
デザイン/コーディング/ライティング
●Production History
「MIZUNOMA」の着想は、「持続可能な地域資源の活用」という視点から生まれました。 日本各地には、美しい水だけでなく、その土地特有の香りを持つ植物や果実など、豊かな自然のエッセンスが存在します。これらを人工香料に頼らず、可能な限り自然な形で水に取り込むことで、水の新しい価値を創造できるのではないかと考えました。 地域のエッセンスを丁寧に抽出し、リサイクル素材のボトルに封じ込める。この「香る水」は、飲む人の好奇心を満たすとともに、生産から消費に至るまで環境に配慮したエシカルな循環を生み出します。 一口が、地域を想う行動につながる。これがMIZUNOMAの根幹にある願いです。
●Problem Definition
①既存のミネラルウォーターは「採水地」などの情報にとどまり、地域の文化や情緒的な魅力まで伝えられていない。
②人工香料や大量生産に依存した商品が多く、地域資源を持続的に活用する仕組みが不足している。
⓷消費者にとって「水」は日常的で無機質な存在となっており、地域とのつながりや自然の豊かさを感じる機会が少ない。
●Purpose
①ボトルデザインやストーリーを通して、地域の個性と環境への配慮が両立するブランド表現を目指す。
②水を「飲むもの」から「地域を感じる体験」へと拡張する。
⓷「水」や「香り」といった目に見えない要素をオンライン上で感じられることを目指した。
●Design
デザイン面では、白と淡いグレーを基調にした余白の多いレイアウトで、水の静けさと透明感を表現した。タイポグラフィは細めのサンセリフ体を選び、軽やかで現代的な印象に整えた。写真には地域の自然光を感じさせるトーンを採用し、実際に現地の空気を吸い込むような没入感を意識した。また、情報設計の面では、ブランドの理念→素材→地域→商品というストーリーを流れで理解できる構成にし、閲覧者が自然とブランドの想いに共感できる導線を設計した。
●Color

●Time
Design→12H

WEB

WEB

SP

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